ちなみに、APIで認証情報(https://api.saasus.io/v1/auth/basic-info)を以下のようにcallback url(https://api.saasus.io/v1/auth/auth-info)で取得することも可能なため、オリジナルのログイン画面を作成することも可能だと思います。

{
  "certificate_dns_record": {
    "name": "_7b913b1123960472258c16a0fb119fab.auth.saas-techo.com.",
    "type": "CNAME",
    "value": "_4811e62dd2c761f3fd8bf3f2bb3cf17e.sdgjtdhdhz.acm-validations.aws."
  },
  "cloud_front_dns_record": {
    "name": "auth.saas-techo.com.",
    "type": "CNAME",
    "value": "d2ff0sd0mv2aai.cloudfront.net."
  },
      ..............................

{
  "callback_url": "https://saas-techo.com/callback"
}

      ..............................

②-2. ログインのプロセス

②-1のログイン画面にて①で作成したユーザーを用いてログインを行います。(チュートリアル-Laravelを参照)

②-2のログインのプロセスに記載されている通り、ログインユーザー情報が問題なければJWT tokenを取得して下記のイメージの取得したJWTをローカルストレージに保存します。

下記のイメージの様にローカルストレージにあるJWT tokenのpayloadをみると、認証に必要とするclaimの内容が確認できます。

下記は問題なくログインができユーザー情報を取得して表示した結果です。

③料金プラン機能

「SaaS開発コンソール」に入り、メニュー項目の下部を見ると、次の画像のように「料金プラン」項目を確認することができます。
結果的に料金プランを設定するためは 「SaaS開発コンソール」に入って下記のイメージの項目を設定すればOKです。

メーター単位設定:  計測単位に設定するメーター単位を定義
↓
計測単位設定: 料金のベースとなる最小の計測単位を設定
↓
機能メニュー設定: 計測単位を複数まとめて、１つの機能として定義
↓
料金プランを設定

※下記は上記の料金設定に基づいて「SaaS 運営コンソール」にてテナント別に料金プランを適用した例です。

上記を基に、１ヶ月のテナント別の利用費用を計算する際は、下記のように今月の利用メータリングを求めた後に、テナント別に料金プランを適用すれば良いと思います。

■当月のメータリングユニットカウントを取得API : https://api.saasus.io/v1/pricing/metering/tenants/{tenant_id}/units/{metering_unit_name}/thismonth→パースパラメーターとしてtenant_id(「SaaS運営コンソール-「テナント管理」にて確認可能)、metering_unit_nameを利用(「SaaS開発コンソール」-「メーター単位設定」にて定義)

ちなみに、下の画像のように「SaaS開発コンソール」-「計測単位設定」で料金のベースとなる最小の計測単位を設定することで、単に購読型モデルだけではなく従量制モデルでも料金プランを作成することができます。さらに、Stripeと連携設定可能な「税率設定」の機能も非常に魅力的です。

※計測単位設定

④イベント連携

SaaSus Platformは、 Amazon EventBridge と統合されています。 SaaSus Platformで起こった各種イベントをパートナーイベントソースとして、 SaaS 側 AWS アカウントの Amazon EventBridge に送信することができます。これを活用することにより、 SaaSus Platformと連携したイベント駆動のアーキテクチャを採用し SaaS を構築することができます。

下記のようにイベントが正常に届き、CloudWatch Logsにイベントの内容が記録されます。ちなみに、24/7/5 テストの時点でテストイベントが発生したことを確認できます。

まとめ

SaaSus PlatformはSaaSを構築するために必要なコントロールプレーン（認証、課金、モニタリングなど）の機能を実装可能なSDKやAPIとして提供することで、ある程度PHPやJava、Pythonなどのプログラミングが可能であれば、インターフェースのカスタマイズも無理なくできると思います。また、SaaSus Platform Public Roadmapを確認すると、今後もどんどん改善していくと考えられますので、引き続き期待していきたいと思います。